こんにちは。(※ちなみに「は」と書いて「わ」と発音します。理由、は古文そのものだからで、昔からずっと続いてきたわけです。)

肩の力をぬいて、さて、クイズにチャレンジしましょう。


Q.正しい時間の数え方、選べるでしょうか。

「1分」=いちふん、いっふん、いっぷん、いっぶん?
「2分」=にふん、にぷん、にぶん?
「3分」=さんふん、さんぷん、さんぶん?
「4分」=よんふん、よんぷん、よんぶん?
「5分」=ごふん、ごぷん、ごぶん?
「6分」=ろくふん、ろっふん、ろっぷん、ろっぶん?
「7分」=ななふん、ななぷん、ななぶん?
「8分」=はちふん、はっふん、はっぷん、はっぶん?
「9分」=きゅうふん、きゅうぷん、きゅうぶん?
「10分」=じゅうふん、じゅっふん、じゅっぷん、
じゅっぶん?



えっ、舌かんだ?
実は、舌をなんども嚙んだ人が、正解。

正しく(なま)る、それは専門的には音便化(おんびんか)の問題です。

撥音便訛(はつおんびん)「ん」、促音便(そくおんびん)「っ」の後は、音便化(おんびんか)して(なま)るのが正しいのです。正しく(なま)れないことが、本来、異常(いじょう)なのですが、若い人を中心に、そういった人が急増中。


では正解を、みてみましょう。

「1分」=い
「2分」=にふん
「3分」=さ
「4分」=よ
「5分」=ごふん
「6分」=ろ
「7分」=ななふん
「8分」=は
「9分」=きゅうふん
「10分」=じゅ



」と「」の後が、「」ときれいに(なま)っていますよね。

特に、変な日本語を話す大人の発音を聞いた幼い子どもたちが、変な日本語を知らないうちにすり込まれてしまっては、大変です。

まず、おかしい大人から先に直して欲しいものです。

なお、なぜこんな現象が起きてしまったのでしょうか。

日本人は長い間、液体、つまり、飲み物である、お茶や、味噌汁の椀などから、液体をすすって飲み、生活してきました。その過程で日本語が作られ、あるいは、使われてきました。数十年前まで、コップで飲み物を飲んでいた際も同じです。

ところがペットボトルの登場で、飲み物を「すする」事が激減し、その結果、「すする事で発達する筋肉を使わない人間」が登場し、本来なら発音できない発音を、発音できてしまう人間が現れはじめたため、それが専門家の中での定説になっています。


Posted by 横浜のtoshi




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2012年。
あけましておめでとうございます。

今、あるところで
「10分」は「じっぷん」か「じゅっぷん」か、
「10時」は「じうじ」か「じゅうじ」か論争があります。

私は何れも「じゅっ・」、「じゅう・」が正しいとずっと思っていました。
ところが、あらためてNET検索すると、
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1110283851 に

>「じっぷん」が正解です。
「十手」は「じって」、「十個」は「じっこ」なのです。
つまり「十」の読みに「じゅっ」と言う読みが無いからです。
ですが、「じゅっぷん」という読み方は慣用的に通用していますので、あまり気になさらなくてもよろしいかと思います。

とありました。
横浜のtoshi さんの論拠を教えていただきたいのですが。
お手数ですが、なにとぞよろしくお願いいたします。
Posted by 冨嶋晴雄 at 2012年01月07日 09:27


七分のことを「しちふん」と読む人もいますが、それはあっているんでしょうか・・・・

ちなみに十分と書いて「じゅうぶん」と読むギャグって昔ありましたよね。

あと、分数をする場合、分を「ぶん」と読みますね。
Posted by Lunartemis at 2012年08月10日 13:08


冨嶋晴雄サマ、こんにちは。

すみません、今まで、コメントに気づきませんでした。
コメント、ありがとうございます。
遅ればせながら、書いてみます。

ただ私は、言語学や、国語学の人間では、ありませんので、
その辺のところは、ご容赦、願います。

これを書いた理由なのですが、
最近「ヨンフン」と発音する人が多すぎると思って、
確か書いたのではなかったかと思います。
よくは、覚えていません。
あくまで「4分」を中心に書きました。

あるところでの論争ですが、
もちろん、あった方がいいわけです。いや、なければいけません。

ただし、学問的な場でないと意味がありません。
素人が、勝手に論争したところで、価値がありません。
確かにおっしゃるように、聞いた聞かない、あるいは勝手な使い方では、
水掛け論になってしまいます。

やはり、論争や論議により、何かが得られるとか、真実に近づくとか、
よい結果や価値ある結果が出なければ、意味がなく、本末転倒です。

紹介されたページを、見てみました。

まずベストアンサーに選ばれた回答は、なかなかだと思います。
それも、一つの意見です。

ただ気になるのは、その根拠としての【十】の説明。
どんな辞書から引いたか、書かれていません。

○○辞典に●●、△△辞典には▲▲・・・・・・と、できればもう少し列挙して欲しかったです。
ただこれは、書かれた方は、恐らくもう少し知っていて、
そこまで説明する必要は、ないと判断された、そんな気がします。

ただ、やはり特に、気になる点があります。

多くで使用するハンディータイプの辞書は、あくまでコンパクト版で、
更に、各出版社で出されている物によって、内容は違います。
そしてその最高峰に、広辞苑などがありますが、
やはりこれさえ、コンパクト版の最高峰であるに、すぎません。

辞書に書いてあった、誰それがどう言った、といった事を、
できるだけ、たくさん列挙して、
最後に、自分の考えを述べる、それが学問や研究のはずです。

勉強のように、答えが決まっていて、それを出すのとは違います。

【十】ですが、「十」+「手」です。
「十」の発音を文字表記すれば、
「じゅう」とか「じゅー」になるでしょうから、
それらの、発音が出てくるのは、論理的(音便化)に想像できます。

つまり「十」の読みに「じゅっ」と言う読みが無い、これは当たり前です。
問題にされるべきは、「十」の発音ではなくて、
「十」の後に来る言葉によって、どう発音が変わるのか、
あるいは、どんな歴史過程を、経て、そうなったかの筈です。

「じゅっぷん」という読みが、慣用的に通用しているので、
あまり気になさらなくてもよろしいかと思うという部分は、賛成です。

思いつくままに、書いてみました。
やはり、言語学や国語学で、話題にされるべきもので、
といって、私の民俗学にしても、同じ文学であり、
言語学や国語学を無視できません。

とにかく一つでも、よく調べて、自分の頭を使ってよく考える、
まあ、それぐらいのことしか、私には無理な気がします。

繰り返しになりますが、コメント、ありがとうございます。
もう少し、私も、考えてみたいと思います。では。
Posted by 横浜のtoshi横浜のtoshi at 2012年08月11日 08:22


Lunartemisさん、はいさい、ちゅーうがなびら。

七分のことを「しちふん」と読むについてですが、
言語学や国語学のサイトで、話題にした方がいい気がします。

合っているか否かといった、二者択一的な発想や思考は、
あまり、個人的に、好みではありません。

自分の考えとしては、それもあっていいかなと思います。

慣用的な使われ方として、ある程度の年月を経ているためです。
特に「七」に「しち」という発音がある以上、いいと思うのです。

十分と書いて「じゅうぶん」と読むギャグですが、
「じゅうぶん」は、「充分」が、確か、元だったと思います。
つまり「十分(じゅうぶん)」の「十」の場合は、
数字の「10」という意味より、「100」「1000」と同様に、
「たくさん」の意味だと思います。
中国や日本の古典では、「たくさん」とよく訳したりします。

「分数(ふんすう)」~時間である「分」を数える時など。
「分数(ぶんすう)」~数学をはじめ、そもそも何等分かという時など。
しかし、どうも正確に決まっているわけでは、ないようです。

清音の「すうふん」に比べて、
「ふ」の後に「ん」がくるので、その前が「ぶ」や「ぷ」と訛る(音便化)は、
理にかなっている気はします。

もちろん、何でもかんでも、理にかなっているかどうかなど、無意味ですが。

説明ではなく、感想を書いてみました。
実は、最初、僕も、
「分数」を、なんで「ふんすう」って言わないんだと、
思ってしまいました。

そして調べたら、「ふんすう」という数え方が、ありました。
「ぶんすう」が、何等分(なんとうぶん)から来ているのかは、
勝手な僕の考えです。

コメント、にふぇーでびる。感謝。
Posted by 横浜のtoshi横浜のtoshi at 2012年08月11日 08:47


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