みんなで拝 もう! お詣 り、ワンポイント講座
~しっかり子どもたちに伝えましょう。~
~しっかり子どもたちに伝えましょう。~
神さま、仏さま、キリストに、失礼がないように。
新年、明けましておめでとうございます。
今、沖宮へ、
琉球沖縄は
沖縄は神社にお詣りする歴史が浅く、都会の若者同様、
お詣りの仕方(しかた)が分からない人が多く、驚きました。
神社側の不案内にも問題があるかもしれませんし、そもそも、地域の御嶽を琉球沖縄古来の方法でお詣りする方が、個人的には合っている気がしなくもありません。
それでも近年、神社に初詣する習慣も増えていますので、細かいことは、あくまでのぞきますが、ご存(ぞん)じない方のため、ポイントだけ、押さえておきましょう。
そんなに、難(むずか)しくはないんです。
なお、あくまで細かいしきたりや各宗派の内容ではなく、ガイドブックにでも書いてありそうな常識の範囲です。
①御願(おねが)いする「神」を間違(まちが)えないように。
神様(かみさま)~神社へ(神道/しんとう)
仏様(ほとけさま)~お寺へ(仏教/ぶっきょう)
キリスト教~教会へ
沖縄の祖先神~門中の位牌(いはい/トート(ゥ)ーメー)や御嶽(うたき)へ
※ポイント
特に、受験はじめ「学業」に関する御願いは、
学業の神様「菅原道真(すがわらのみちざね)」が、
祀(まつ)られているかを、行く前に、よく調べましょう。
近くにない場合は、
「学問の神様=天満宮」、別名、天神様(てんじんさま)などへ。
※よくありそうな間違い
例えば、大学受験の際、「学業の神様」が祀(まつ)られている所に、
お詣(まい)りするのが基本で、万能(ばんのう)といえます。
一方(いっぽう)し、キリスト系の学校を受験するなら教会。
神様や仏様にお願いするのは、すじちがい。神や仏が怒ります。
同じく、仏教系学校への受験なら、お寺にお詣(まい)り。
神道系学校への受験なら、神社にお詣(まい)りしましょう。
もちろん、宗派(しゅうは)までそろえば、ベストです。
②御願いする際の基本
神社~「二拝二拍手一拝(にはい・にはくしゅ・いっぱい)」が一般的作法。
「2・2・1」と、記憶しておくといいでしょう。
なお、出雲大社系~「二拝四拍手一拝(2・4・1)」です。
お寺~手を合わせ、合掌(がっしょう)。拍手(はくしゅ)は不要~※注意
教会~正教会・カト(ソ)リックでは、十字をきる。
沖縄の先祖~最初に拝礼(はいれい/※おじぎ)。
「サリ、アートートゥ、ウートートゥ」などで始める(※ウートートーは誤り)。
③神社/「手水舎(ちょうずや)で身を浄(きよ)める」
境内(けいだい)の手水舎(ちょうずや)で心身(しんしん)を清(きよ)める。
1,まず右手で柄杓(ひしゃく)を持ち、左手に水をかける。洗い清め。
2,反対の手も同様に、柄杓を左手に持ちかえ、右手を清める。
3,再び、柄杓を右手に持ち、左手の手のひらで、水を受ける。
そして、水を口に持っていき、口にふくんで、下に、はき出す。
※注意~柄杓(ひしゃく)に、直接、口をつけてはいけません。
4,再び、左の手のひらを清める。~「1」の繰(く)り返し
5,柄杓を元に戻(もど)す。縦(たて)に置く。伏(ふ)せて置く。
※もどす前に、持った柄(え)の部分に、水を流すともっと良い。
ただ、手水舎の形による。水が流れ出てないタイプでは無理。
④神社/「おみくじ」
引いて、吉凶よりもむしろ、内容が良い時、良くない時によって違う。
○良い時~財布(さいふ)などに入れ、次回、引く時まで持つ。※重要
○良くない時~神様に身代(みが)わりになって頂(いただ)く。
そのために、境内の指定の所に結ぶ。※重要
※その際の注意~必ず利(き)き手でない手だけで結ぶ。
理由は、それが苦行(くぎょう)の代(か)わりだから。
⑤琉球沖縄ならではの、お詣りの仕方
昔から、琉球沖縄では、
「左手」には「謙虚な心」が宿り、
「右手」は「欲張り」な心を持つという考えがあったようで、
お祈りである「うーとーとぅ」する正式の方法は、
「ニ拝二拍手一拝」の場合、
「二拍手」の部分が、琉球沖縄では独特。
右手を、一関節分ぐらい、下にずらして行う動作が入ります。
つまり、2回お辞儀をして、手を合わせて、それから右手をずらし、
2拍手してから、右手を左右均等に戻し、そして祈ります。
そして最後に、一礼。
これが、琉球沖縄流の正式な作法だという考えがあります。
余談(よだん)ですが、
もしも、大吉のおみくじを、神様に差し上げれば、
神様は、でーじ、喜ぶんだハズよ~。
ただ、自分に何が残るか、よく考えた方が・・・・・・
(少なくとも神さまはお喜びに)。
ところで、現在の、おみくじの歴史は、意外と浅いんです。
また、何度(なんど)、引いてもかまいません。
占(うらな)いの一つにすぎないので、
内容が、よくてもわるくても、
よい方向で考える、それが大切。
重要なのは、神仏などに心からお願いすること、そのものです。
沖縄の神社の問題点
~お守りなどを買う場合、
「○○円、お納(おさ)め下さい」と、どこの神社でも言われる。
驚いた事に今回沖縄では、「○○円です」とよく言われ、とまどう。
屋台でお好み焼きを買っているんじゃ、ないんだバーヨー。
※ここで差がつく本物の琉球沖縄の知識
②などでも、少し触れましたが、
最近、「トートーメー」だとか「ウートートー」といった間違いを、
よく聞いたり、見かけるようになりました。
むしろ、逆に、正しく発音したり、書いたりすると、
聞いた人や読んだ人が、わからなかったりするほど、
言葉が乱れています。
一般的には、こうだとされています。
『尊(ぶ)御前』=『とうとぅーめー』
『尊(とうと)いお方(かた)の、おおん前(まえ)に、おります』
=『うーとぅーとー』
「尊ぶ(とう)」+「御(とぅー)」+「前(めー)」=「とう・とぅー・めー」。
「尊いお方の(うー)」+「おおん前に(とぅー)」+「おります(とー)」
=「うー・とぅー・とー」。
ただ、なぜ「うー・とぅー・とー」が、「うー・とー・とぅー」に、
変わってしまったのかはじめ、
解釈が分かれ、よくわかっていないようです。
(※「尊尊御尊(トートゥ、トートゥ、ウートートゥ)。ありがたや、ありがたや、ありがたいことです。」から来たという人もいます。)
けれども、一つだけ言えることは、
正しく発音しないと、沖縄の神さまからすると、
何を言っているのか、さっぱりわからないという点です。
ちなみに、
男性が「はいさい」と発音して挨拶するのに対して、
女性が「はいたい」なのと同様に、
男性はかつて「あー・とぅー・とー」、
女性は「うー・とぅー・とー」と言っていました。
特に、子どもに向かって早く寝なさいと言うのは、
母親である女性が言う場合が多かったので、
「ウートートーして寝なさい」という表現が増えてしまったのかなあと、
個人的には、考えているところです。
最近では、「アートートー、ウートートー」という、
万能型(ばんのうがた)も登場。
個人的には違和感があり、万能とも思えないところもありますが、
これでいきましょうかねぇ・・・・・・。
Posted by 横浜のtoshi
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